世界的に見てChrome OSのシェアがmacOSのシェアを越えたそうですね。
Windowsが80.5%、Chrome OSが10.8%、macOSが7.5%となったようです。
一気に今年も勢力図が変わりそうです。
また日本では特に教育機関での導入が顕著でChrome OSのシェアが43.8%にもなったそうです。2位がiPadOSの28.2%、続いてMicrosoft Windowsが28.1%です。
MM総研:「GIGAスクール構想実現に向けたICT 環境整備調査」(2021年2月18日発表)
日本ではGIGAスクール構想が、児童生徒1人1台ずつの端末環境を用意するということで進められており、端末の納入が加速されてきていました。
MM総研の調査で特徴があったので、OS別に特徴を見てみます。
■Chrome OSはセキュリティ、運用面で高評価
以下の項目で最高の評価を得ていました。
・セキュリティアップデート
・運用コストへの配慮
・データ漏えいリスク対策
・端末初期設定
・アカウント管理
私はChromebookを所持はしていませんが、使ったことはあります。確かに上記項目に関しては納得といった感じの印象を受けました。
■Microsoft Windowsは既存資産の活用で高評価
以下の項目で最高の評価を得ていました。
・既存データ資産との連携
・拡張性
・物理的な接続環境への対応
・端末に選択肢が潤沢にあるか
確かに、既存資産はWindowsの方が多いでしょうから、活用するとなるとこれらの評価が高いですね。また、大型ディスプレイやプリンターなどを活用する場合、まだまだChromebookでは追いつかない面があります。
■iPadOS
以下の3項目で最も高い評価を得ていました。
・教育アプリケーションとの連携
・授業中の利用における利便性
・ユーザービリティとアクセシビリティ
正直iPadOSはよくわからないです(汗)。使ったことがないですし、今後も使わないので私は評価できません。残念。
以上簡単に状況を見ましたが、今後Chromebookの市場が伸びそうですね。学校で使っていた物を、使い続けていきたいという需要や、安価で便利な端末であるChromebookは市民権を獲得していくかもしれません。
ただ、安価な端末は挙動も遅い面も否めないというのが私も実機を触ってみって感じた感想です。拡張性も少ないChromebook、今後どう展開していくのか楽しみな端末ではあります。